パークゴルフのクラブの修理・手入れに関する注意点
パークゴルフのクラブのヘッドは天然の木材を使っていることがルール上求められています。クラブのフェース面やソールには補強をするための金属やカーボンなどの素材が使われることが認められていますが、やはり手入れは必要になります。
また、グリップの部分は半分消耗品と考えた方が良いぐらいに使っているうちに痛んできます。同様に、クラブのヘッドにも痛みが生じることもあります。
これらのケアをどのようにして行うか、その辺りを少し見ていきましょう。一部ちょっと面倒ではありますが、厳密なルールがかかわってくる部分もあります。
クラブの普段のお手入れ
クラブヘッドの木材部分の材料が合板製のクラブだと、クラブを草の露などでぬらしたとしても、ほぼメンテナンスフリーに近い形で使い続けることが出来ます。
ですが、パーシモンやウォールナットなどの無垢材を使用したクラブの場合には、クラブヘッドがぬれたときには、プレイ後のお手入れが必要になります。
それほど面倒なものではありませんが、帰宅したら良く乾いたタオルなどで水分を拭き取り、風通しの良い冷暗所で乾燥させてあげましょう。この時に乾燥機や乾燥剤を使って強制的に乾かすのはあまり木材には良くありません。あくまで自然乾燥をさせましょう。
プレイしている中では、クラブのフェース面に芝生の草の葉がこびりつくことも多いです。こういったゴミや汚れはしっかりと洗ってきれいにしましょう。フェース面にゴミが付いているとボールの反発力が落ち、飛距離などに影響が出る場合があります。 この際、水を使ってヘッドの清掃を行った場合には、やはりきちんと水分を拭き取ってクラブの乾燥をさせておきましょう。
クラブのメーカーからは、クリーニング兼用のワックスなどが売り出されていることもありますので、こういった製品を利用するのもいい方法です。ワックスでコーティングすることで、クラブヘッドは水濡れにも強くなります。
保管場所としても、冷暗所が適しています。夏の日差しの下の車の中などに放置することは避けましょう。
クラブのお手入れ用具は、まず下記のセットが、泥、草落とし用のブラシ、汚れ落とし用のスポンジ、ワックスなどが一式そろった商品でお手頃だと思います。価格も手ごろですね。
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クラブヘッドの修理
ショットの際にミスをして固いものを叩いてしまったり、クラブのメンテナンスを怠ってクラブヘッドの木材部分が伸縮して、クラブフェースの補強材との間に隙間が生じたりすることがあります。
こういった場合には、クラブの修理が必要となりますが、クラブヘッドの修理には大変厳格なルールが適用されます。
個人で修理を行うことは、残念ながら厳禁です。そういった手を入れてしまったクラブは違反クラブとなり、公式な大会等では使用出来なくなります。そういったクラブを使って大会に出場して、それが判明した場合には大会は失格となります。
ルールブック上にも、
『クラブの摩耗、損傷等により、シャフト又はグリップ交換若しくはヘッドの一部部品の補修を行う場合は、 当該交換、補修する部品が、その交換、補修するクラブと同一のクラブメーカーの製品であり、かつ、当該 パークゴルフ用具メーカー(メーカー販売代理店等を含む。)において交換、補修するものに限り「改造」 とはみなさない。』
という条項が明確に存在しています。
グリップの交換
パークゴルフのクラブで一番痛む部分はグリップかもしれません。皮を使っているグリップでも革製品はどうしても劣化しますし、クラブの中でも最も摩耗を受けやすい部分でもあります。
パークゴルフのクラブもゴルフのクラブと同様に、グリップ部分は交換が行える仕組みで作られています。やり方さえ把握すれば、プレーヤーが自ら交換することも可能です。
ただ、この部分にもルールがあります。 クラブが認定を受けた時期によって適用を受ける制限が変わってくるのですが、今販売されている新しいクラブでは、製造メーカーと同じメーカーが製造したグリップとの交換しか認められません。
他のメーカーのグリップに付け替えてしまうと、やはりルール違反のクラブとなり、公認の大会等での使用はできなくなります。 大会出場も考えてらっしゃる方は、クラブヘッドの修理、グリップの交換とも十分に気をつける必要があります。
まとめ
色々なルールが比較的親しみやすい形でまとめられているパークゴルフですが、競技種目としての一面も持っていますので、道具に関してはかなり厳格なルールが適用されます。
クラブの修理に関しても同様で、気をつけておかないと違反クラブとして大会での使用が出来なくなってしまう恐れもあります。十分に気をつけましょう。
クラブの日頃のお手入れはさほど大変なものではありませんが、水にぬらしてしまったあとのメンテナンスには注意を払っておきましょう。
手入れをしていくことで自然と道具にも愛着が湧いてくるものです。そして道具が好きになることは、パークゴルフ上達への近道でもあります。
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参考
日本パークゴルフ協会ホームページ
(http://www.parkgolf.or.jp/parkgolf/)