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パークゴルフのルールのご紹介 ゴルフよりもシンプル

パークゴルフのルール

パークゴルフのルールは、ゴルフのルールを元にまとめられていますが、空振りが打数にカウントされないなど、初心者の方でも楽しくプレーできるようにまとめられています。

パークゴルフのルールで、ここだけは押さえておきたい15点のポイントをまとめました。これさえ読めば、ルールが分からずに困ることはないと思います。

若干項目数は多くなってしまっていますが、それぞれの内容はかなりシンプルで分かりやすいルールとなっています。実際のシーンでルールの適用で悩むことはないと思います。


パークゴルフのペナルティーはすべて2打プラス

パークゴルフでペナルティーをもらうケースの中で、一番みんながやってしまうがOBでしょう。このOBを打ってしまったときや、その他、不意行為をした場合のペナルティーは、すべて2打加算になります。

ゴルフではペナルティーが1打になるものと2打になるものが混じっていますが、パークゴルフではそこが分かりやすくなるように、全部のペナルティーは2打でカウントします。

たとえば、間違えて他の人のボールを打ってしまったり、自分に有利になるようにボールを動かしたり、ボールが止まりきらないうちに次の1打を打つこと、2度打ちなどもペナルティーの対象です。


パークゴルフでは空振りは打数に数えない

何打目であっても、パークゴルフでは空振りは打数にはカウントしません。ただし、空振りであってもボールが動いてしまったら、それは1打になります。


パークゴルフの場合のOB

パークゴルフの場合にもOB(アウトオブバウンズ)は2打のペナルティーになります。

OBになったあとのプレイの再開は、ボールがOBになるラインを最後に横切ったと思われるところから、クラブ2本分以内でホールに近づかない位置にボールを置き直します。
この時にゴルフのようにボールをドロップする必要はありません。

また、パークゴルフのOBには「ライン」と「ゾーン」があります。ラインはそこを横切ってボールが外に出てしまったらOB。ゾーンは一度そこにボールが入っても、そのまま転がってゾーンから出ればOBではありません。


池ポチャや水たまりに入ったとき

コースに常設の池に入った場合にはOBと同じ扱いになって、2打のペナルティーです。

OBと同じように、池に入ったと思われる場所からホールに近づかないクラブ2本分以内の場所に、ボールを置き直してプレイを続けます。

コース常設の池でも水が涸れている場合には、ペナルティーなしでそのままプレイを継続出来ます。

コース常設ではない水たまりや、スタンスを取って水がしみ出すほどの場所にボールが入ったら(カジュアルウォーター)、カップに近づかない場所で、水たまりを避けられる一番近い場所にボールを置き直すことが出来ます。
この時には、ペナルティーはありません。

カジュアルウォーターかどうかの判断は、一緒に回っている人と一緒に行います。


障害物をどうするか

コースに設置されている木や杭、金網など、常設されていて動かしては困るものは「動かせない障害物」です。それらが邪魔になるケースでも、障害物はそのままにしてプレイしなければなりません。

木の葉や折れた木の枝、ゴミやバンカーならしなどは「動かせる障害物」という扱いになります。こちらがプレイに邪魔になる場合には、取り除いてプレイを続けることが出来ます

「動かせる障害物」を取り除く際に、誤ってボールが動いてしまった場合には、ボールを元の位置に戻せばペナルティーなしでプレイを続けられます。


バンカーでもクラブを地面に付けてOK

ゴルフではバンカーの中ではクラブを砂に付けるとペナルティーになりますが、パークゴルフではバンカーの中でもクラブを地面に付けて大丈夫です。

ただし、打つ前にクラブで砂をならしたりしてはいけません。不正行為でペナルティーの対象になります。


パークゴルフでもアンプレイアブル宣言があります

ゴルフと同じようにパークゴルフでも木の根に挟まったり、金網に挟まったりと、通常のやり方ではプレイが継続出来ないような状況が起こり得ます。

こういったときにはアンプレイアブル(プレイ不能)の宣言をしてボールを置き直してプレイします。

アンプレイアブル宣言をしたときには、ペナルティーとして2打が加算されます。ボールを置きなおせるのは、ボールの止まっていた場所からホールに近づかないクラブ2本分以内の場所です。

実際にプレイをしていてペナルティーの対象になることが多いのは、OBの次にはこのアンプレイアブル宣言ですね。

パークゴルフ場はゴルフ場のように周囲に林が、などと言うコースは滅多にありませんが、コースの中に障害物として植え込みが作られるケースはかなり多くなっています。そういった植え込みの多くはOBゾーンの設定もありません。

ですので、植え込みギリギリを狙ってコースのショートカットをしようとして、植え込みに打ち込む、なんてミスショットは結構出ます。


パークゴルフの場合のロストボール

パークゴルフの場合には、ゴルフほどにはロストボール(紛失球)となることは多くないのですが、でも全く起こらないというわけでもありません。

ロストボールとなった場合には、ボールが見つからなくなった場所の近くからスペアのボールを使ってプレイを再開します。この際にペナルティーとして2打を加算します。

ボールがなくなった方向がOBの場所であれば、OB扱いとしてプレイを再開します。

ボールが見つからなくなった場合には、周りの状況をよく見てボールを探す時間は最低限に抑え、周りの方の迷惑にならないことを心がけましょう。

それから、北海道のパークゴルフ場では結構あることなのですが、キツネがボールをくわえて持っていってしまったりすることがあります。良く行くコースでもそういった被害のお話を耳にします。

ロストボールに似たケースですが、この場合にはペナルティーはありません。ボールが元々あったと思われる場所に、スペアのボールを置いてプレイを再開出来ます。


不正行為はすべて2打のペナルティー

コースを自分が打ちやすいように直したり、ボールの位置を動かしたりするのは不正行為で、2打のペナルティーが科されます。

また、カップのすぐそばにボールがあるからといって、地面を震動させてボールをカップに落としたりしてもペナルティーです。

クラブのヘッド以外の場所で(例えばグリップ)でボールを打つのも不正行為。クラブのヘッドでボールをかき出したり、クラブのヘッドにボールを乗せてすくい上げるのも不正行為です。

すべてペナルティーの対象になります。

また、深いラフにボールが入ってしまったからといって、その草をむしったり草を踏みつけて打ちやすくしたりすると、これも不正行為です。あまりに草が濃くて打てそうになければ、あきらめてアンプレイアブルを宣言しましょう。


ボールが体に当たってしまったとき

一緒に回っている人や、その他の人の体にボールが当たってしまったときは、ペナルティーはありません。ボールが止まった位置からプレイを再開します。

ですが、まず一言「ごめんなさい」の声かけと、相手が大丈夫かどうかの確認が先決です。

自分の打ったボールが障害物に当たって跳ね返り、自分の体に当たった場合にはペナルティーの対象です。


ボールを拾い上げていいのは

パークゴルフでボールを拾い上げられるのは、

  • OBになってボールを置き直すとき
  • カジュアルウォーターからボールを移動させるとき
  • マークをしてボールを拾い上げるとき

の3つのケースです。

これ以外の時にボールを拾い上げてしまうと、ペナルティーの対象になります。ボールが汚れていても、勝手に拾い上げて拭いたりしてはいけません。


2度打ちになってしまった場合には

狙って二度打ちするのは大変難しいですが、偶然二度打ちになってしまうことは意外とあるものです。この場合には、ペナルティーとして2打を加算して、ボールが止まった位置からプレイを再開します。

二度打ちが起こるとすると、障害物近くにあるボールを打つショットがミスショットになって障害物に当たり、そのボールが跳ね返ってきてクラブに当たってしまうような場合です。バンカーのふちなどに当たるケースが考えられますね。

いつも出ているコースには本格的なバンカーがない関係か、筆者はこのタイプの二度打ちにはなったことがありません。ですが、しっかりしたバンカーのふち側にボールが止まってしまった場合、ボールを浮かすことが難しいパークゴルフのクラブでは、二度打ちになってしまうケースがかなりありそうです。


打数を間違えて少なく申告すると

競技会で打数をカウントし損ねて少なく申告すると、失格になります。また過少申告をしたプレイヤーだけでなく、そのスコアを確認した同伴者も失格となってしまいます。

大会では打数の確認は慎重に行いましょう。


ボールが割れてしまったら

パークゴルフのボールもとても丈夫でそうそう破損することはないのですが、これも可能性はゼロではありません。

ボールが割れてしまった場合には、慌ててボールを拾い上げたりしてはいけません。この場合にもペナルティーが科されます。

ボールが傷ついたり割れてしまったりした場合には、一緒に回っている人の許可を取ってからボールに触りましょう。ボールが完全に割れていたら、その場合にはスペアのボールを元の場所に戻してプレイ再開です。


ローカルルールのあるコースもあります

それぞれのコース特有の理由で、パークゴルフの普通の規則には則らない対応を取ることが決められているところもあります。そういったコース独自のルールを「ローカルルール」と言います。

例えばコースの形状が特殊な形のため、ある場所からOBになった際のリスタートの場所が本来のルールとは違う対応になるケースなどがあります。


まとめ

それほど数は多くはありませんし厳しいものでもありませんが、パークゴルフも他の人と競うことも出来る立派なスポーツです。このため守らなくてはいけないルールもあります。

気のしれた仲間内だけでプレイする分には、厳密にルールに従う必要はありませんが、身内以外の方とプレイする場合にはルール違反をとても気にされる方もいらっしゃいます。最低限のマナーの一つとして、ルールはきちんと守るプレイを心がけましょう。

もちろん大会に出場する場合には、厳密にルールを守らなくてはいけません。ルール違反が発覚した場合には、自分以外のプレイヤーに迷惑がかかることもありますから。

ルールやマナーに関しては、日本パークゴルフ協会のホームページなども参照されると良いと思います。アドレスは以下の通りです。
http://www.parkgolf.or.jp/index.html


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参考
公益社団法人 日本パークゴルフ協会ホームページ(http://www.parkgolf.or.jp)